Cho Si
Seh Koh San

           Southern Shoalin 2nd Chamber

02 Si Gung

Sigung
Quek Hen Choon

             Southern Shaolin 2nd Chamber 

Sifu
Lai Kee Choong

          Southern Shaolin 2nd Chamber

          Founder of Shaolin Nam Pai Chuan

 

NPC Sifu 1
IMG_2621[1103]

Tomohiro Susa

          Head Instructor in Japan

南北拳のシステム

 

少林高参門南北拳は中国文化に起源をもつ伝統武術ですので、リスペクト(敬意を払うこと)を重んじます。指導者には必ず従ってください。また、指導者に対してだけでなく、練習相手、場所、道具、学んだ技術や知識、南北拳という組織に対しても同様に求められます。これにより、老若男女全ての人が安全で安心して生涯を通し武術を学び、その価値を共有し、お互いの可能性をさらに高めあいます。私たちが指導者や仲間に礼をすることもリスペクトを示す行為の一つです。

 

 練習はペアで行うことが多いですが、なるべく毎回異なった人と組みます。初心者から上級者までいろんな出会いや経験を通して、互いに刺激をうけながら上達することを目的としています。初心者の方には、特に安心して自信をもって練習に取り組めるようにペアを選びます。また、万が一のケガや事故に備えて、全員がスポーツ保険に入ります。

 

 南北拳では生徒の継続的な上達を目的とし作成した技術要綱(シラバス)をもとに練習します。また年3回の進級試験(グレーディング)を行い、合格すれば進級して帯の色が変わるシステムを取り入れています。帯の色はその人の技術と知識レベルを示します。合格した人はその帯にふさわしい技量の維持と練習量が求められます。

 

 道着はグレーのトップと黒のパンツになります。グレーは中間でニュートラルな状態を表し、黒は質素で謙虚な心を表します。少し大きめのものを身につけ、体のサイズや型がわからないようにしています。またTシャツ等で練習に参加することもできます。

南北拳のスタイル

少林功夫(カンフー)は護身の技術を幅広く取り入れた武術です。全ての生徒は土台作りとして様々な立ち方(スタンス)を練習して、足腰や体幹を鍛えます。また、手・足などの打撃の技術を身につけ、目の使い方や力の流れを学ぶためにミット打ちを取り入れています。指導の一部を紹介します。


基本練習 生徒はまず体の強さによる力でなく技術による力の出し方を学ぶところから始まります。より効果的な突き(パンチ)や蹴り(キック)、攻撃をさけるための足さばき(フットワーク)や防御(ブロック)、相手を抑え込む投げ技や関節技(チンナ)を学びます。


 型練習 型は長い年月の間受け継がれてきた様々な技術が集約されています。あらかじめ決まった動きを繰り返しすることで、一つ一つの動作のつながりを理解したり、また体力向上にとても有効です。私たちの型は、特に体の中心(丹田)と力(氣)の流れ少しずつ理解できるように様々な要素が取り入れられています。


 武器練習 基礎技術を身に着けた生徒は、様々な武器により身を守る方法を学びます。例えば、棍(棒)、短剣、青龍刀、槍などです。現代社会の中で武器を使用することはありませんが、そこで身に着けた技術を実生活にいかすことができます。


   動物練習 少林寺の僧侶はかつて動物同士の戦いから得た技術や動きを武術にとりいれました。私たちは、主に七種類の動物のスタイルを受け継いでいます。それぞれに力強さ、柔らかさ、素早さなどの特徴があります。


 気功練習(チーグン) ストレスを和らげ、集中力を高め、内臓を強化し正しく活動させるための呼吸運動です。1000年以上前から存在する気功により、人が本来持っている”氣”と呼ばれるエネルギーを体の中で動かせるようになります。


 組み手(スパーリング) 身に着けた技術をプレッシャーの中でどのように使うか、また力の利用方法や集中力の重要性を学びます。1対1だけでなく様々な状況下での洞察力を磨きます。安全に配慮するため、上段者の審判もとで防具をつけて行います。